安全な手術のために…手術の予定組み

手術が必要となった場合、手術をより安全に行うために準備が必要です。緊急性がなければ、基本的に手術を行うまでに準備をするために日程が組まれていきます。
とくに大きな手術の場合は入念な準備が必要です。今回、手術が決まった場合、手術に至るまでの流れについて説明していきます。

まとめ

・医療情報(既往歴・併存症・内服薬・アレルギー歴など)の確認をします。
・安全に手術できる状態か術前検査を行います。
・術前説明と、最終的に手術を行うかどうか意思確認をします。

医療情報の確認

手術が安全に行える状態なのか、その人の医療情報を事前に確認します。まず、定期的に通院している病気(併存症)がないか確認します。併存症と言います。併存症のコントロール状況を確認します。
過去に手術や大きな病気で治療したことがあるか確認します。既往歴と言います。とくに腹部手術が過去に行われている場合、お腹の中の癒着が想定されます。腹部のキズが利用できるか等を考えます。
内服薬の確認も重要です。とくに、血液をサラサラにする薬を飲んでいる場合、手術中の出血を助長してしまう場合があるので、原則手術前から休薬してもらいます。
アレルギー情報の確認をします。過去に使用した薬剤でアレルギーがないか確認し、アレルギーのある薬剤は使用しないようにします。 また、食べ物でアレルギーがないか確認します。例えば、フルーツアレルギーの患者で種類によってはラテックスアレルギーを起こす場合があります。その場合は、医療者はラテックスが使用されていないラテックスフリーの手袋を用いて手術を行います。

術前検査

手術を安全に行える状態か確認するため術前検査を行います。術前検査では、主に血液検査・尿検査・心電図・胸腹部レントゲン・肺活量などの検査が行われます。
万が一、手術前後で合併症など起こった場合に、手術前の検査結果があるため、その前後で検査結果を比較することできます。

手術説明と意思確認

手術の具体的な説明をしていきます。そもそも今回の手術の必要性を確認します。また、今回の病気が手術以外の方法もあるのであれば、代わりになる治療法の説明を行います。
また、腹部手術であれば、アプローチ方法が開腹手術なのか、腹腔鏡手術なのか。キズはどのような形になるか。手術による合併症はどんなものがあるか。必要であれば手術前の前処置はどのようなものがあるか。手術後の流れはどのようになるかなど説明します。同意書を用いて説明していきます。
100%安全が保証された手術はないため、とくに手術に伴う危険性に関して十分理解して頂いた上で、納得し同意いただいてから、手術を受ける流れとなります。

まとめ

安全な手術のために準備が必要です。医療情報(既往歴・併存症・内服薬・アレルギー歴など)の確認をします。安全に手術できる状態か判断するために術前検査を行います。
手術に関しての詳細な説明と、最終的に手術を行うかどうか意思確認をします。納得し同意頂いてから、手術を行う流れになっていきます。

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投稿者: babatti3

 はじめまして。私は産婦人科医として総合病院で働いております。  女性の健康上の問題があったとき、なかなか人に相談できないこともあるかと思います。たとえば、「妊活したいが何をすればいいの?」、「妊娠したかもしれないがどうすればいいの?」、「妊娠中にやってはいけないことは?」「月経の量が多いですが大丈夫ですか?」「更年期症状が気になります」など様々な悩みがあります。  日々の診療で培われた知識・経験などを活かして、すべての女性の健康上の悩みに対して手助けとなるような情報を発信していきたいと思っております。  また2児のパパでもあり子育て世代にとって有益な情報や、趣味のジョギングに関する情報なども発信していきたいです。よろしくお願いします。

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