安全な手術のために…医療情報の確認

安全に手術を行うために、手術を行うまでに様々な準備をする必要があります。その一つとして、医療情報を確認することが重要になってきます。今通院している病気、過去に治療をした病気、定期の内服薬など医療情報が重要になってきます。
手術を予定している方は、しっかりと医療情報を伝えることが大事です。

まとめ

・安全な手術を行うために医療情報を確認することが重要
・併存症、既往歴、内服薬などを確認する。
・アレルギー歴を確認して、使用してはいけない薬剤などを確認する。

併存症、既往歴の確認

手術が安全に行える状態なのか、その人の医療情報を事前に確認します。まず、定期的に通院している病気がないか確認します。併存症とも言いますが、そのコントロールが悪いのであれば、手術に緊急性がなければ、まずはコントロールをしっかりしてもらってから、手術の予定を組むことになります。
例えば、糖尿病がコントロール不良の場合、感染しやすくなったり、キズが治りにくくなることがあります。また、手術前後の絶飲食時における血糖コントロ-ルに困難をきたす場合もあります。
喘息を持っている場合、麻酔法を喘息発作が起こりにくいものにしたり、万が一喘息発作が起こった場合にもすぐに対応できるように準備することになります。また、薬剤によっては喘息発作を誘発してしまうものがあるので、それを使用しないようにします。
過去に手術や大きな病気で治療したことがあるか確認します。既往歴と言います。お腹の手術であった場合、お腹の中の癒着がどうか、腹部のキズをどうするか、腹腔鏡であれば癒着が想定される部位を避けて腹腔内アプローチする方法をどうするか等考えます。

内服薬

内服薬の確認も重要です。とくに、血液をサラサラにする薬を飲んでいる場合、手術中の出血を助長してしまう場合があるので、原則手術前から休薬してもらいます。
ただし、休薬すると血液が詰まってしまうような重度の病気であれば、休薬せずに手術する場合やヘパリンという別の血液をサラサラにする薬に置き替えたりします。
緊急の手術でない場合は、その病気をしっかりとコントロールしてから改めて手術の予定を組むこともあります。

アレルギー情報

過去に使用した薬剤でアレルギーがないか確認します。アレルギーのある薬剤は使用しないようにします。また、似た成分や種類の薬剤も必要がなければ使用しないようにします。
また、食べ物でアレルギーがないか確認します。例えば、フルーツアレルギーの患者で種類によってはラテックスアレルギーを起こす場合があります。その場合は、医療者はラテックスが使用されていないラテックスフリーの手袋を用いて手術を行います。また、入院中の食事提供する際にも注意をします。

まとめ

安全な手術を行うために医療情報を確認することが重要です。併存症、既往歴、内服薬、アレルギー歴などを確認します。
手術するにあたって問題ない状態なのか確認するとともに、安全に手術が行えるよう、使用してはいけない薬剤など情報を共有し、それを徹底することが重要です。

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投稿者: babatti3

 はじめまして。私は産婦人科医として総合病院で働いております。  女性の健康上の問題があったとき、なかなか人に相談できないこともあるかと思います。たとえば、「妊活したいが何をすればいいの?」、「妊娠したかもしれないがどうすればいいの?」、「妊娠中にやってはいけないことは?」「月経の量が多いですが大丈夫ですか?」「更年期症状が気になります」など様々な悩みがあります。  日々の診療で培われた知識・経験などを活かして、すべての女性の健康上の悩みに対して手助けとなるような情報を発信していきたいと思っております。  また2児のパパでもあり子育て世代にとって有益な情報や、趣味のジョギングに関する情報なども発信していきたいです。よろしくお願いします。

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