長生き=幸せとなるように…健康寿命について

昔、長生きは幸せなこととされていました。長寿はめでたく、年齢ごとに祝いの儀式が行われている家庭や地域もあるかと思います。
今は長生きに伴う経済的損失、介護・医療問題など、負の側面が取り上げられてきています。万が一病気になって周囲に迷惑かけてしまうことを考えたり、認知機能障害になって自分で判断が困難となってしまったり。正常に思考できなくなったら生きている意味はあるのだろうか? 自分らしい生活が送れないのであれば、いっそ死んだ方が良いと考える人などもいます。安楽死を掲げて、選挙に出てくることも目にするようになっています。
長寿が幸せという価値観は揺らいできています。

日本は世界屈指の高齢化の国です。ありえない速さで高齢化が進んでおり、ここ数年で平均寿命がとても長くなっています。
人生100年時代と言われていますが、長い人生をよりよく生きるために、健康寿命がキーワードとなってきます。

まとめ

・加齢とともに、病気になりやすくなる
・身体機能も低下し、日常生活が困難となっていく
・よりよく生きるために健康寿命を延ばすことが重要。

加齢とともに病気になりやすくなる

御存じのことだとは思いますが、年齢が高くになるにつれて、病気になりやすくなります。年齢が重なるごとに疾患罹患率は蓄積されることになり、病気を持つ確率は上がってきます。とくに悪性腫瘍(いわゆるガン)の罹患率は年齢とともに増加していきます。
年齢を重ねるとともに、こういった病気とうまく付き合っていくことがとても重要になってきます。それとともに、若いうちから、病気になりにくくするように、予防医学に関する知識や行動が重要になってきます。

身体機能も低下してくる

加齢に伴い運動機能・認知機能などの身体機能が低下してきます。身体機能の低下により、重いものが持てなくなり十分な量の買い物が出来なかったり、長時間歩いて移動することが困難になってきます。また、自動車を運転して外出することも困難となってきます。とくに最近では高齢者の運転による事故問題がピックアップされている通りです。都市部では交通機関が発達しているからまだしも、地方では自動車が唯一の移動手段の場所もあり、自動車運転が出来なくなってしまったら、死活問題となってきます。 このように加齢に伴う身体機能の低下によって、日常生活を送ることが困難となってくることもあります。
また、病気によっては身体機能を急に低下させてしまうものもあります。とくにロコモティブシンドローム・メタボリックシンドローム・認知機能障害が3大因子であるとされています。

健康寿命とは

加齢にともなって、病気になって医療的介入が必要であったり、身体機能の低下から介護が必要になってきます。そうした、医療的介入や介護を要する状態ではない期間を健康寿命と呼びます。また、平均寿命と健康寿命の差の部分は、介護や医療的な介入を要する状態となります。
ちなみに2016年調査では日本の平均寿命は、女性87.1歳、男性80.9歳です。また、健康寿命は女性74.8歳、男性72.1歳です。平均寿命と健康寿命の差は、女性12.3年、男性8.8年となります。

今後も、健康で過ごせるヒントになるような記事を書いていこうと思います。

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投稿者: babatti3

 はじめまして。私は産婦人科医として総合病院で働いております。  女性の健康上の問題があったとき、なかなか人に相談できないこともあるかと思います。たとえば、「妊活したいが何をすればいいの?」、「妊娠したかもしれないがどうすればいいの?」、「妊娠中にやってはいけないことは?」「月経の量が多いですが大丈夫ですか?」「更年期症状が気になります」など様々な悩みがあります。  日々の診療で培われた知識・経験などを活かして、すべての女性の健康上の悩みに対して手助けとなるような情報を発信していきたいと思っております。  また2児のパパでもあり子育て世代にとって有益な情報や、趣味のジョギングに関する情報なども発信していきたいです。よろしくお願いします。

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